葉山町の耳鼻咽喉科・小児耳鼻咽喉科・アレルギー科
〒240-0112 神奈川県三浦郡葉山町堀内674-1
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原因として、溶連菌(A群β溶血連鎖球菌)、黄色ブドウ球菌、アデノウイルス、EB(Epstein-Barr)ウイルスなどが挙げられます。
検査)
溶連菌を疑う場合には、迅速診断キットや培養検査を行います。
1.急性口蓋扁桃炎
半数はウイルス性です。
発熱、咽頭痛、嚥下痛、放散性耳痛、頸部リンパ節腫脹等を認めます。
2.扁桃周囲炎・周囲膿瘍
急性口蓋扁桃炎が進行し周囲組織に炎症が波及して発生します。ふくみ声(言語が不明瞭)を認める場合が多く、通常片側性です。
両側性や膿瘍が拡大すると呼吸障害を生じることがあります。
3.伝染性単核球症
若年(10~20歳代)に多くみられるEBウイルス感染症で、 発熱、咽頭痛(口蓋扁桃に厚い白苔が付着)、頸部リンパ節腫脹、肝機能障害を呈します。末梢血に異形リンパ球が出現するのが特徴。
4.慢性口蓋扁桃炎・扁桃病巣感染症
急性口蓋扁桃炎を反復することが要因となります。自覚症状は、軽微ですが、扁桃病巣感染を呈することがあり注意を要します。
病巣感染症は、「扁桃を病巣とし扁桃局所での症状はほとんどないか極めて軽度であるが、病巣から離れた臓器に障害を呈する病態」と定義されています。
病巣感染症として、IgA腎症、掌蹠膿疱症、胸肋鎖骨過形成症が代表的です。
治療)
補液、消炎鎮痛剤、抗菌薬等で治療を行い、咽頭腫脹や摂食状況によって入院管理を検討します。
伝染性単核球症にペニシリン・セフェム系抗生剤を投与すると皮疹が出現することがあり、細菌性かウイルス性かの鑑別は重要です。
反復性扁桃炎、病巣感染症に対しては、扁桃摘出術を検討します。
糖尿病患者さんや喫煙される方では炎症が広範囲に進展し、重症化する可能性が高く、慎重な対応が必要です。
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