葉山町の耳鼻咽喉科・小児耳鼻咽喉科・アレルギー科

葉山かどくら耳鼻咽喉科

〒240-0112 神奈川県三浦郡葉山町堀内674-1
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こどもの病気

 

中耳炎

 

中耳炎の原因は鼻水です。鼻水が耳に流れてしまうと耳が炎症を起こします。

私たちは、鼻の奥と耳が細い管で連続しています。

体が小さい(顔が小さい)子供たちは、鼻と耳をつなぐ管(耳管)が短く、大人に比べて水平です。

このため鼻水が簡単に耳に流れてしまいます。

大人は写真のように耳が鼻より高い位置にあるため、鼻水が耳へ到達しにくいです。

子供の中耳炎の診断・治療を行うために重要なことは以下の4つ。

1.年齢

2.発熱の程度

3.痛みの強さ

4.鼓膜の状態(色、腫れ具合、鼓膜が破れて膿がでていないか?)

以上を数値化し総合的に判断し重症度を診断しなければなりません。

点数(重症度)に合わせて

1.積極的な治療を行わずに様子をみる(適宜、痛み止めの処方と鼻汁コントロール)

2.原因となりやすい細菌に対して抗菌薬を使用する

3.鼓膜を切開する

などの治療選択肢から適切な治療を提案します。

鼻炎

痛みの少ない方法で鼻内を観察します。

症状がアレルギーによって起こっている可能性がある場合に

鼻汁の検査を行います。(鼻汁好酸球検査)

また、原因アレルギー物質を測定する検査として

少量の血液を指先から採取することで20分で結果が確認できる

新しい検査方法を提案しています。健康保険適応となっており

8つのアレルギー物質に対する過敏性を確認できます。詳細はこちら→allergyinsider.com/20min

1.スギ(ヒノキ科)

2.ダニ

3.イヌ

4.ネコ

5.ブタクサ(キク科)

6.ヨモギ(キク科)

7.カモガヤ(イネ科)

8.ゴキブリ(ゴキブリの死骸、糞)

以上による検査や症状から治療方法を提案します。

眠気の無い(少ない)飲み薬、鼻に噴霧する点鼻薬、舌下免疫療法が選択肢となります。

 

鼻出血

鼻出血の原因は、鼻中隔前方(鼻の入口)の血管であることがほとんどです。

小児でも痛みのない安全な止血処置が可能です。

当院での鼻出血治療は

1. 本人への止血手技教育

2. 原因となる血管への処置(軟膏・止血効果のある薬剤を塗布)

を行っております。 

 

 

アデノイド肥大・扁桃肥大

私は年100例程度のアデノイド、扁桃摘出手術を行ってきました。

アデノイド(咽頭扁桃)と扁桃(口蓋扁桃)は、ワルダイエル咽頭輪の一部を構成するリンパ組織です。これらのリンパ組織では、鼻腔や口腔から侵入する様々な抗原(異物・ウイルス・細菌)から身を守るために活発な免疫応答が行われています。

アデノイドは上咽頭に存在し57歳で最大となり、扁桃は中咽頭に存在し68歳で最大となります。肥大の程度が生理的範囲を逸脱する原因は、先天性素因や上気道炎の反復と考えられています。いびき、口呼吸、睡眠時無呼吸、滲出性中耳炎、哺乳児の吸乳障害、摂食障害、反復性扁桃炎(1年に4回以上の扁桃炎)、アデノイド顔貌(鼻唇溝消失、顔面筋緊張低下、口唇肥厚、歯列不整)等を呈した場合には、アデノイド・扁桃肥大の有無を確認し、適切な治療を行う必要があります。特に2~6歳の2%に合併する睡眠時無呼吸は、成長ホルモン分泌障害による成長障害、注意力散漫による学力低下、低酸素血症から生じる循環器合併症を呈することがあり、外科治療の適応となります。

症状が軽微であれば、消炎剤投与、ステロイド点鼻などが有効ですが、改善しない場合、アデノイド切除術、扁桃摘出術を行います。通常小児ではアデノイド・扁桃共に肥大するため、同時に手術が行われます。

術後に免疫能が低下することはありません。

 

治療

1.    保存的治療

炎症を伴う場合には抗菌薬や消炎剤投与を行います。

アデノイドを縮小させる目的でステロイド点鼻薬、抗ロイコトリエン薬を使用します。

 

2. 外科治療 

4歳以上であれば全身麻酔下に安全な手術が可能です。

4歳未満で手術を行う場合にはICUや専門施設での術後管理が必要です。術式はほぼ定型的で、1週間前後の入院期間を要します。アデノイド、扁桃共に経口的に専用切除器を用いて切除します。術後合併症として、最も注意しなければならないのは、12%程度生じる術後出血です。術後24時間以内に生じる早期後出血と510日目に生じる晩期後出血があります。

止血方法には、綿球等を用いて直接圧迫する方法や氷などを含ませ血管を収縮させる方法がありますが、止血困難例や開口に協力が得られないような場合には、全身麻酔下に止血処置を行います。

その他、口角炎、味覚低下を生じることがある。

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